ホームレスラッパー

6:57 PM Unknown 0 Comments


さて、テレビ塔にも上ったし帰ろうかなと思って駅に向かって歩いていたら
「アーユーニホンジン?」
…はぃ?
と思わず振り向いた。
アーユーチャイニーズ?とかアーユージャパニーズ?は言われ慣れているけれど、アーユーニホンジン?は私の中でちょっと新しかった。
「イエス?」と言うとアジアンな男が立っていた…。
なんか手に小さいスピーカー持って音楽鳴らしながら歩いてるし、ドレッドみたいな頭してるしなんか…変な人。
ちょっと話してみると彼はラッパーで(まんまだけど)ベルリンに住んで数年。
友達の家を転々としながらCDを手売りして暮らしているという…。
いわゆるホームレスですか?はぃ、そうです。
でも生まれ育ちはニューヨークらしい。
なぜここにきた。

ここであったも何かの縁ってことで私はもうホテル帰るだけだったし近くのスーパーでビール買って公園でいっしょに飲むことに。
はぃ乾杯。
いろいろお互いの今までを話してのんびり。
以下どうでもいいですが、彼の情報。

ドイツに来たきっかけは女だったらしい。
女は金持ちの遺産目当てですんごい歳の離れた人と結婚してしまったらしい。
それは3年も前の話らしい。
まだ自分のとこに戻ってくるのをちょっと期待して待ってるらしい。忘れようよ。
仕事は一応エージェントがいるらしくデビューに向けてCD作成中らしい。
ニューヨークだとみんな凄すぎてデビューの門が狭すぎるからドイツで頑張ってみてるらしい。
35歳らしい。結構崖っぷち?

と若干しょーもない感じの男とわかったところで、ビールが尽きる。
近くに友達がバーをやっていて安く飲めるから行こうよと言われる。
聞くとマスターの奥さんはニホンジン。
おぉならば行ってみようじゃないか。

こちら。
 
なんか下北とかにありそう。
 
マスター。
残念ながら奥様はいらっしゃらず。
 
2本目。
 
ドイツの愉快な仲間たち。
 
合成写真みたいじゃね?
 
この方なんと51歳。
バリバリのラッパーでライブとかもしてるらしい。
孫もいるって。

マスターはTシャツつくり中。
結局次の日も遊びに行って仲良くなった。
右奥の黒尽くめの彼はなんか昔のロックバンドの後ろにでもいそうないでたちで、まゆげもなかった。
見た目怖いけどかなりシャイでやさしかった。
最後なんてずいぶん遅くまで入り浸ってたら終電あるかないか微妙な時間でみんなで終電調べてくれたり。
黒い彼はタクシー呼んだほうがいいんじゃない?とまで言って心配してくれた。
英語しゃべれない人だったけど。
もう会うことはないんだろうな~と思うと寂しかったけど、ドイツに行き着けのバーが出来たと思えばそれもまた思い出。

こんなコミュニケーションがとれるようになったのも英語のおかげ。
英語ってすばらすぃ~。



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